『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(9冊目):個人資産うち生活費(3ヶ月分)を除き、残りを個人向け国債、投資信託インデックスファンドを半々で投資せよ。

お金を増やしたい!でも、難しいことはわからないし、投資をするのってなんだか怖い。そんな「お金のド素人」が、東大卒、外資系証券や保険など金融12社を渡り歩いた「お金のプロ」山崎元氏に、なるべく安全なお金の増やし方を聞いてきました。金融の知識は一切不要!「銀行には近づいてはいけない」「覚える金融商品は3つだけ」「素人でも「年間+5%」の運用を目指せる」など、誰でもできて、なるべく安全なお金の増やし方がわかります!

お金を安全に持っておく編

  • 個人向けの日本国債は減らない。
  • 銀行と国のどっちが先に潰れるかといったら、国よりも銀行。
  • 日本国債は国の債権。これを買うと国にお金を貸したことになる。
  • 個人向け国債は元本保証。1年経てば解約しても元本割れしない。
  • 日本国債の所有者はほぼ日本国民。日本が借金返せなくなっても、お金を刷って国民に返せば良い。
  • 日本国債が絶対安全とは言えないが、日本経済が破綻するまではかなり先である。
  • 日本は多額の借金をしているが、国の財政破綻の可能性は極めて低い。
  • 「財政破綻」などのニュースに動揺して、怪しい金融商品に手を出さない。
  • お金を正しく運用したいのであれば、銀行には近づかない。
  • 銀行の窓口で金融商品を買ってはいけない。
  • 銀行は客が得するものではなく、銀行が得するものを売る。
  • 銀行には「個人向け国債」以外、買うに値する金融商品はないと覚えておく
  • ネット証券を活用する。
  • ネット証券会社は、商品のラインナップが多くて手数料の安いところが良い。
  • 取引が年に数回であれば、SBI証券などの大手に口座を開いておけばOK
  • 72を「利率」で割ると「2倍になるまでにかかるおおよその年数」が出る。

例えば貯金を5%で運用して2倍にしたいとする。その場合は72を利率で割る。計算すると14.4(72÷5)。つまり、君の貯金500万を毎年5%で運用できれば、約14年から15で2倍の1000万になる。

  • 複利は雪だるま式に増えていく(今までもらっら利子にも利子がつく)
  • お金を運用する時は、途中でおろさずずっと持っておくのが基本。
  • 個人向け国債は、金融商品の中でベストではないが、安全な運用したい場合は無難な金融商品。
  • 国債で買うのは「個人向け国債」の「変動10年型」。
  • 変動10年型の金利は長期金利に連動しており、下限が0.05%と決まっている。
  • 個人向け国債は最初の1年はおろせない。それ以降は過去1年分(2回ぶん)の金利を払えば換金できる。

ちょっとリスクをとって運用する編

  • 老後30年生きるケースの場合、360万円あれば、必要最低限の生活に毎月あたりプラス1万円(30年間分)の生活。
  • 720万円貯蓄しておけば、ひと月当たり2万円の生活。
  • 今より減ると思われるが、最低限の生活をしていくくらいの年金は将来もおそらく支給される。
  • 銀行預金や日本国債は元本保証だけど、インフレが起きると実質的に価値が減る。
  • 同じ金額でも、時間が経つと実質的な価値は変化すると覚えておく。
  • 外貨預金は例えば120万を買うのに121万円かかるため手数料が高い。
  • 外貨預金をやるのはコイントスで「表」「裏」を賭けるのとほぼ一緒。
  • 金利が高くても低くても、どの通過が有利とは一概に言えない。
  • 外貨預金は金融知識のない人から銀行が手数料を稼ぐために使われている。
  • 個人向け国債と株式の投資信託だけ。金、先物、FXなどそれ以外の金融商品はやらない。
  • 売る側が熱心に売ってくるのは、自分たちが儲かるから。
  • 株式の投資信託は株の詰め合わせ。
  • 投資信託は分散して投資ができるので大きく減らす可能性が小さい。
  • 客から集めた資産は、会社のお金と別で管理するよう法律で決められている。
  • 投資信託なら海外にも手軽に投資できる。
  • 投資した資金は信託銀行で管理されており比較的に安全である。
  • ①上場インデックスファンドTOPIX ②ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • プロが運用する投資信託であっても、過去の上がった、下がったの実績はあてにならない。
  • どの投資信託がより儲かるのかは誰にもわからない。
  • 投資信託の判断基準は手数料が安いもの。
  • リスクとは減るかもしれないし、増えるかもしれないこと。
  • 企業は経済活動を通して株主還元するので、株は勝った負けたのギャンブルと異なる。
  • 宝くじは法律で還元率が50%超えてはならないと定められており、実際の還元率は45%程度。
  • 宝くじ1万円分をずっと買い続けたら、平均4,500円。
  • 競馬は運営会社が25%引き、残りの75%をお客同士で取り合う。
  • 競馬1万円買い続けたら、平均的な払い戻し金は7,500円。
  • 機関投資家は株式を金利5%程度の計画を立てて毎年運用をしている。
  • 100万円が1年で平均105万円になるギャンブルだと思えば良い。(金利プラス5%程度)
  • インデックスファンドは指標に沿って機械的に買うため、人件費が少ない分、手数料が安い。
  • アクティブファンドの平均がインデックスファンドに勝ったことはほぼない。
  • TOPIXは会社の規模も考慮されているため、よりバランスのとれた指標である。
  • 予想通りなら株価は上がるし、将来、この悲観論が訂正されれば予想以上に株価はあがる。
  • 低成長だから株価は下がるは誤り。
  • 上場インデックスファンドTOPIXを買うと、東証一部に上場している全ての会社の株式を少しづつ買っていることになる。
  • ニッセイ外国株式インデックスファンドはアップルやエクソンモービルなど先進国の主要な株を少しずつ持っていることになる。
  • 「毎月分配型」の投資信託は運用管理手数料が高いため、絶対にやめた方が良い。
  • お金が必要になった時には自分の買った金融商品の値段が購入より下がっても躊躇なく売る。

お金を使う編

  • 家を購入する際には「自分のものになる」ことだけを優先せずに、資産価値と支払う金額を正しく比較して検討する。
  • ローンを組むと銀行の金利分だけ、本来の価格より余計にお金を払うことになる。
  • 仮に家のローンが金利2%だとしたら、早く返すだけ、2%で運用しているともいえる。
  • 新築マンションは価格の3割は経費と売る側の利益である。
  • 貸すときも売るときも手数料がかかるので、転勤や転職で今後人生が動く可能性がある人は家を買わないほうが良い。
  • もし買うなら新築マンションを避け、ローンをなるべく早く返すこと。
  • 民間生保の医療保険では、掛け金の半分近くが自分の保障以外に使われている。
  • 支払う保険料の中には保険会社の人件費や広告費などが含まれていて保険料の半分を占める。
  • 運用の中身が不透明なので医療保険には入らない。
  • 保険に入ったと思って保険料分を貯蓄したほうが、保険会社の懐に入る手数料を貯金していることになってはるかに合理的。
  • 半分の確率で癌になるからこそ、保険で対応しようとしないで、貯蓄しておけばいい。
  • 健康保険加入者は「高額医療費制度」を受けられるので、保険適用内の医療であれば毎月払う金額の上限が決まっている。
  • もしもの時のために保険料を払ったと思って貯蓄をしておくのが合理的。
  • 生命保険に入る場合、ネットの生命保険の会社で10年〜20年の掛け捨て型、死亡保障飲みの特約のないシンプルなものに入る。
  • 離婚の原因が奥さんでも、夫が養育費を払うことになる。
  • 相手の収入が少ないと、浮気をされても夫が払うことになる。
  • 金融商品を売って得た利益には、約20%の税金がかかる。
  • NISAは1年間に120万円までの投資に対する利益が5年間、非課税となる。
  • NISAを利用した場合、5年後は課税口座に移すか、換金か、もう一度NISA枠を使うか選べる。
  • NISAの口座もネット証券会社で開き、インデックスファンドを購入するといい。
  • 資産配分は「当面の生活費(3ヶ月分生活費)」「安全資産」「リスク運用資産」に分ける。
  • 「安全資産」は個人向け国債、「リスク運用資産」はインデックスファンドを買う。
  • 「リスク運用資産」の方を最悪の場合、1年で1/3に減る可能性があることを考慮する。
  • 1/3を下回る可能性は約2.3%。
  • 「リスク運用資産」にあてる額は、損をしても良い思える額の3倍程度が上限。
  • 毎月少額で買うと、分けて買う分、購入手数料が余計にかかる。
  • まとまった資金があるなら、毎月少額購入ではなく、一気に買うのが合理的である。
  • 「リスク運用資産」で国内と海外のインデックスファンドを半々づつ買う。
  • 国内外のインデックスファンドの比率は、神経質にならず、だいた4:6〜6:4の間。
  • 積み立てるときは「NISA」や「確定拠出年金」をフルに使う。

年金と確定拠出年金編

  • 個人で加入する年金(保険会社の年金)は、医療保険と同じ理由で入る必要なし。
  • 年金を支払わなずに、年金の受給資格を失ってしまう若者は、払った税金分も損している。
  • なぜなら受給する年金は消費税からも賄われているため。
  • 確定拠出年金は60歳以降におろせる積み立て貯金。
  • 毎月、口座から引き落とされた掛け金が所得控除になるから、所得税や住民税が安くなる。
  • 確定拠出年金の運用で儲かった分の税金は運用期間中に限って非課税。期間制限もなし。
  • 確定拠出年金でも投資するのは株式のインデックスファンド、特に外国株式のインデックスファンドは、手数料が安いのでおすすめ。
  • 確定拠出年金は銀行や証券会社に口座管理費を支払う必要があるがSBI証券や楽天証券は無料。
  • 不動産投資は購入時に3%、売却時に3%の仲介手数料として不動産屋に持っていかれる。

まとめ

  1. 自分の今の貯金から、当面の生活費を除いた上で、絶対に減って欲しくない「安全資産」と増えるかもしれないし減るかもしれない「リスク運用資産」に分ける。リスク運用資産は平均すると年間5%くらいのプラスになるが、最悪1年で1/3減る可能性がある。
  2. ネット証券会社に口座を開く。
  3. 安全資産で個人向け国債「変動型10年型」を買う。
  4. NISAに口座を開く
  5. リスク運用資産で投資信託の「上場インデックスファンドTOPIX」と「ニッセイ外国株式インデックスファンド」を半々ずつ買う。このとき120万円分はNISAの口座を使い、残りは証券会社の普通口座で買う。
  6. 確定拠出年金も利用する。
  7. お金がたまってきて、追加で投資信託を買うときは、国内と海外のインデックスファンドが資産全体で半々になるように買う。ただし全体が4:6〜6:4に収まっていれば良い。
  8. ひたすらほったらかしておいておく
  9. 真面目に働いて人生を楽しむ。

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