【書評・要約】「空腹」こそ最強のクスリ

コロナ禍の長期化により、肥満に悩んでませんか?
専門家は、運動不足で生活習慣病になりやすくなると指摘しています。

「コロナ太り」57%が体重増加 専門家「生活習慣病のおそれ」(NHK NEWS WEB)
【新型コロナ】肥満が世界で深刻な問題に 食事や運動など生活スタイルに深刻な悪影響(日本生活習慣病予防協会)

食事制限や適度な運動を継続することが苦手な人にぴったりの本です。

方法は睡眠時間を合わせて「1日16時間は食べない」だけです。
半日断食すれば生活習慣病や癌を予防することができます。

「何を食べるか」ではなく、「食べない時間を増やす」たったこれだけだったのです。
この方法であれば炭水化物も脂肪も好きなだけ食べても問題ありません。

誰でもすぐに出来る方法なので、ぜひ試してみてください。

著者のプロフィール

医学博士。あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長。
糖尿病、高血圧、脂質異常症など生活習慣病が専門。
自身も40歳のときに舌癌を患うも完治。
ライザップの医療監修の他、「行列のできる相談所」(日本テレビ)、「直撃コロシアム!スパッと!TV」(TBS)などメディア出演多数。

どのような食事の仕方であれば、無理なく、ストレスなく、生活習慣病を予防することができるのかを考え、
誰でも簡単に実践ができ、すぐに効果を実感できる方法を本著に記載しています。

本の概要

食べ過ぎにより内臓の疲弊から疲れやだるさ等、様々な体調不良を招く。
食べ過ぎにより肥満(糖質の取り過ぎ)となり、それが生活習慣病の原因となる。

糖質には中性脂肪に変わりやすい特徴があり、肥満だけでなく、脂肪肝の原因にもなる。
肝脂肪を放置すると肝硬変や肝臓癌の原因になる。
糖質の取り過ぎによる最大の問題は「糖質が血糖値を急上昇させる」こと。
血糖値が高い状態が続くと、細胞がインスリンを受け付けなくなり、膵臓が更にインスリンを分泌させ、結果として膵臓が疲弊する。

解決の方法は、できるだけ無理なく空腹の時間を作り、
 ①胃腸や肝臓などを休ませてあげること
 ②脂肪を燃焼させ、減らすこと
 ③血液の状態を改善させること

空腹の時間を作ることで内臓の疲れがとれて内臓機能が高まり、免疫力もアップする。
血糖値が下がり、インスリンの適切な分泌が促され、血管障害が改善される。
脂肪が分解され、肥満が引き起こすさまざまな問題が改善される。
細胞が生まれ変わり、体の不調や老化の進行が改善される。

そうすることで、糖尿病や高脂血症、脳出血や脳梗塞、狭心症や心筋梗塞、がんを予防できるというのだ。

睡眠時間を合わせて「1日16時間は食べない」これさえ守れば
炭水化物、炭水化物も脂肪も好きなだけ食べても問題ないところが最大の魅力!

気づき

本著のキーワードで「オートファジー」という言葉がよく登場する。
オートファジーとは「古くなった細胞が新しく生まれ変わる」体の仕組みのことであり、
空腹の時間を作ると、加齢や食生活によるダメージがリセットでき、オートファジーが活性化して体が若々しく甦る。

仕事の状況により、毎日の食事制限の管理が難しかったり、運動もやったりやらなかったりと…
習慣化が難しい自分にとってはとても実践がしやすい方法だと思った。

そして実際に実践した結果、食べることによる疲れやだるさは解消されている実感もある。

何よりも「1日3食とるのが体にいい」は、間違いの習慣であり、1日3食とるとかえって体は日々弱っていくとは衝撃だった。

実践しやすい方法であるため、今も継続ができているし、これからも出来ると思う。
私にとって神本だ!若々しい体を維持していきたい。

まとめ

  • 食べ過ぎが原因で内臓の疲弊から疲れやだるさ等、様々な体調不良を招き、肥満(糖質の取り過ぎ)により、それが生活習慣病の原因となる。
  • 解決方法として「1日16時間」空腹の時間を作ることで、胃腸や肝臓などを休ませ、脂肪を燃焼させ、血液の状態を改善させることで、生活習慣病や癌を予防することができる。
  • 空腹の時間を作ると、加齢や食生活によるダメージがリセットし、オートファジーが活性化し、古くなった細胞が新しく生まれ変わるからである。

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