『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(8作目):過去の輝きを処理しきれない男の映画

映画の評価は高いが、僕の好みではない。

正直、記憶に残らない部類の映画だ。

過去の縛りに悩む様については共感はできる。

しかし自殺未遂してまで、役者として再び輝きたいということは理解できない。

本年度アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、最多4部門受賞。世界でも今年ナンバーワンの話題作。監督は「バベル」「21グラム」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。主演は「バットマン」のマイケル・キートン。落ち目の俳優が現実と妄想の狭間で追い込まれていくなか、再起をかけてブロードウェイの舞台に挑む様を、奇想天外なストーリーと独特の世界観で描いたブラックコメディ。

リーガン・トムソンはかつて「バードマン」という大ヒット映画でスーパーヒーロー・バードマンを演じたスター俳優だった。しかし、シリーズ終了から20年ヒット作にも恵まれず、家庭にも失敗し、仕事も家族も失っていた。失意のどん底から這い上がるためリーガンはレイモンド・カーヴァーの短編小説「愛について語るときに我々の語ること」を舞台向けに脚色し、自らの演出と主演でブロードウェイの舞台に立つことを決意する。

しかし本公演前のプレビュー公演直前に1人の俳優が怪我で降板してしまう。その代役として、ブロードウェイで活躍するマイク・シャイナーが選ばれる。そのマイクの才能にリーガンは次第に追いつめられていく。

そして本公演が始まる・・・

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