作者の実父をモデルにした主人公金俊平が
蒲鉾製造業や高利貸しを営み、
その裏での実の家族に対する暴力、
そしてその後の愛人との交際による転落、
遂には「故郷」である北朝鮮での孤独な死、
戦時中~戦後を生きた在日朝鮮人の生涯を描く。
金俊平を演じた北野武の怪演は見所である。
こんな父親が実在していたんだ。。。
ヘドが出るほどクズな男だ。
お勧めできる作品ではないが、
なぜこのような男が誕生したのか
奥底に潜むものに考えさせられた。
強くないと生き残れない。
お人好しは損をする。
強いものが全てを制する。
その手段として暴力も肯定される。
そういった時代背景があるのかもしれない。
なのでそんな単純な話ではないのかもしれない。
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