「金利がいい」「金利が悪い」は、立場によってとらえ方が異なる。お金を借りる側にとっては利子があまりつかない「低い金利」がいい金利であり、貸す側にとっては金利が多くつく「高い金利」がいい金利となる。
景気が悪くなると、一般的に金利が下がる。お金を借りやすくなるように、日銀が金利の引き下げを行い、それに連動して銀行から借りるときの金利と預けるときの金利が下がるからだ。
年末調整は、毎月の給与から差し引かれている所得税額と実際の税額とのギャップを再計算し、税額を確定するために行われる。
・預けるときの金利が安いと借りるときの金利も安い傾向があり、両者はある程度連動している。
・市場のお金が増えれば金利が下がり、逆に市場のお金が減れば金利は高くなります。例えば、市場にお金が増えると、企業や個人の収入が増えやすくなるので、わざわざ高い金利でローンを組もうという人が少なくなる。そうすると、銀行はローンの借り手を増やそうと金利を下げる。逆に、市場のお金が減ると、「お金が足りないから、金利が高くても貸して欲しい」という企業や個人が増え、金利が高くなる方向に動く。
・金利については2010年に改正貸金業法が施行されたことにより、15%〜20%と上限が定められている。この上限を超えた金利は法律上無効となる。
・借金の返済が終了した日から10年以内に過払い金の返還請求を行うことができる。
・利息の20.315%は税金として天引きされる。
・単利は「毎年同額の金利が上乗せされる金利のつき方」、複利は「もともとあるお金、すなわち元金についた金利を、次期の元金に組み入れる金利のつき方」。言い換えると、複利の場合、「金利にも次期の金利がつく」ということになる。
・景気が悪くなると、普通は金利が下がる。不景気のとき、経済を活性化させるには市場にお金を回す必要がある。でも金利が高いと「借りたくても借りられない」ということが起こる。そこで、お金を借りたい人が借りやすくなるように、日銀が金利を下げようとする。連動して銀行から借りるときの金利も下がる。
・日銀が金利を下げたら、どこの銀行も「貸し出すときの金利」「預かるときの金利」同時に下げることになり、世の中にお金が回りやすくなる。
・住宅ローンの金利に関しては、「景気がよくなる=金利が高くなる=返すときに多めに返すことになる」「景気が悪くなる=金利が低くなる=返すときに少なめに返すことになる」
・「ゼロ金利」とは日銀が銀行にお金を貸し出す時に金利が(限りなく)ゼロに近づくこと。多くの銀行が日銀からゼロ金利でお金を借りると、銀行も連動して金利を下げます。すると一般の人たちが銀行からお金を借りやすくなる。結果、社会全体にお金が流通し、景気の上向きが期待できる。
・「マイナス金利」とは民間の銀行が日銀にお金を預けた場合、預金の一部の金利をマイナスにすること。預金している銀行が逆に日銀に金利を払うことになるため、預金の引き出しを促し、企業への貸し出しや投資を増やして市場を活性化させる効果がある。
・「所得」というのは、収入から必要経費を引いた金額である。
・170万もの会社のうち、東証上場企業は約2600社、約0.1%程度。
・「日経平均株価」とは、日本経済新聞社が、東証一部に上場している企業から独自の基準で選んだ225社の株価の平均値。
・「ダウ」は「NYダウ」「ダウ平均」と呼ばれ、ニューヨーク証券取引所やナスダックといった米国市場に上場する国際的な優良銘柄30社の株価平均値。
・「トピックス」は東証一部に上場している全銘柄を反映させた独自の計算式で算出される値。1968年の時価総額の値を「100」として、現在までの推移を記録する仕組み。
・「日経平均株価」は1株あたりの値段の高い企業の影響を受けやすく、トピックスは時価総額の大きな大企業の影響を受けやすい。
・株価という単位にそのまま全体的な株価動向をわかりやすく知りたいなら日経平均株価、1社に振り回されるリスクを抑えて景気の動向を掴みたい人はトピックス。
・「投資信託」は自分で投資する代わりに、投資の専門家であるファンドマネジャーに株など複数の商品の投資・運用をお願いすること
・「アクティブファンド」はプロが自分の知識や経験に基づいて運用するタイプ
・「インデックスファンド」は日経平均株価などの指数に合わせて運用するタイプ
・「インデックスファンド」に投資すれば、日経平均株価の対象となる225銘柄全てに分散投資したのと同じ効果を得られる。
・「インデックスファンド」の中には日経平均に連動するものもあれば、海外の株価指数に連動するものがあり、「どの会社が成長するか」を選ぶよりも「どの国が成長するか」をざっくり選ぶ方が簡単でもある。
・「国債」とは日本政府が発行し、金利を支払う、信用度の高い「債券」である。=国に投資であり、いったん払った金額以上のものが返ってくることが約束されている。
・「個人向け国債」の最低保証金利は年率0.05%と設定されており、預金より多少高い金利となる。
・「国債」は預金のように簡単に引き出せない。
・信託銀行とは「信託業務」を執り扱う銀行であり、「信託業務」とは、お客様から預かった財産を管理・運営し、手数料をもらうビジネスのこと。
・信用金庫と信用組合は、銀行ではないけど、ほぼ同じ業務を行う金融機関。会員や組合員から集めた出資金を元手にして、「互いに助け合うこと」を目指した非営利の金融機関。
・地域に根ざした個人事業主や企業は、信用金庫や信用組合を利用することが多い。
・両者の違いは「規模」。信用組合は信用金庫よりさらに地域性が強く、小規模な企業をターゲットにしている。
・信用金庫の場合、誰でも預金をすることができるが、信用金庫は原則として組合員でなければ預金利用はできない。
・JAバンクの運営主体は「農林中央金庫」である。農家のための運営するサービスなので、「組合員専用」「組合員向け」の優遇が充実している。
・一般の人は「組合員」になれないが、「農協の准組合員」として出資金を払って口座を開けば、組合員と同様またはそれに近いサービスを受けられる。
・JAバンク専用のATM数は全国で約1.2万台と日本最大級で、ゆうちょ銀行(約3万台)に次ぐ規模。