忙しい方向けにおすすめ本を要約しました。
「アメリカの株式投資か、なんか難しそう!」「英語できないしなー」「日本株のほうが親しみ持てるよ」米国株、と聞いて難しいイメージを持った方はちょっと待ってください。そりゃ、ニューズウィークとかNYタイムズとか取り寄せて、これから上昇するアメリカの企業に投資するのは至難のわざです。でも、コカコーラやP&Gなど何十年連続で「配当」を実施している老舗優良企業に投資して、「配当」で儲けることは英語力ゼロでも実行可能です。アマゾンやアップルなどのイケイケ振興株を発掘するわけではないので、爆発的に稼ぐことはできません。地味っちゃ地味な手法です。ただ、荒稼ぎできなくてもいいから、ローリスクに年利7-8%をコツコツ稼ぎたいという人には最適の手法です。NYダウは2018年の1月をもって初の2万6000円台にのせました。日本株だけに投資することは、自らチャンスを狭めているようなものです。株のど素人はもちろん、銘柄選択に時間を割けない多忙な人から、米国株に投資しているが利益を出せない人まで、幅広くオススメできる1冊です。
庶民がお金持ちになれるたった一つの方法
- 配当を再投資することで資産の最大化を目指す。
- たとえ株価が暴落して半値になっても、別に損するわけではない。
- さらにタダ同然で手に入れた株は四半期ごとに配当金を生むので、その配当金でまた株を買う。
- 自分の代わりに働いてくれる「マネーマシン」を作る。
- 「マネーマシン」は自分が寝ている間も、1日24時間365日、休まずずっと働き続けてお金を生み続ける。
本当は死ぬほど簡単な米国株投資
- S&P500ETFへの投資するだけで「マネーマシン」のデザインは完成する
米国株が最強すぎる理由を挙げてみた
- 株価の変動は必然と考えて、「保守的な銘柄」を選ぶ。
- まさかの暴落に備え、地味で退屈な「大型ディフェンシブ銘柄」を選好しておくことで、より多くの資金を株式に集中できる。
- 「保守的な銘柄」「ディフェンシブ銘柄」とは、主に生活必需品セクター、公益セクター、通信セクター、ヘルスケやセクターなど、景気動向に左右しない安定した銘柄のことである
- 大事なのは業績が悪くなって株価が下がった時に配当を増配するかどうかである。
- ドットコムバブル崩壊や100年に一度の金融危機でも増配を繰り返してきた米国株にこれからも期待して投資した方が賢明である。
- 連続増配株に投資すべき理由は、弱気相場で配当を再投資することで、より多くの株数を増やすことができ、強気相場でリターンを爆発することができるからである。
■バフェット太郎10種
- WMT(ウォルマート・ストアーズ)
- KO(コカコーラ)
- MO(アルトリア・グループ)
- PM(フィリップ・モリス・インターナショナル)
- PG(プロクター&ギャンブル)
- JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
- VZ(ベライゾン・コミュニケーションズ)
- IBM
- MCD(マクドナルド)
- XOM(エクソンモービル)
強み | 弱み | |
S&P500種指数 |
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バフェット太郎10種 |
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金が金を生む高配当マネーマシン その作り方
- 素晴らしい企業の株をそこそこの値段で買うように勤めること
- バリュー株投資を実践したいなら、営業キャッシュフロー・マージンの高いコカコーラやジョンソン&ジョンソンを現在の株価で素直に買い、長期で保有するだけで良い。
- バリュー株投資とは、株価が企業の内在価値よりも割安な銘柄に投資して長期で保有スタイルのことである。
- バリュー株投資は、割高な株を買って行けないし、頻繁に売買することも間違っている。
- 低PERグロース株は、多くの投資家がこの銘柄に対して利益成長が期待できないことを意味しているので割安だと勘違いして安易に飛びつかない。
- 投資する銘柄は連続増配実績が20年以上あるか、あるいは連続増配実績が20年未満でも、事業の競争優位性の高さを背景に、安定した配当が期待できるかどうかに注目する。
STEP1:銘柄数の決定
- 最適な銘柄数は8〜16銘柄
STEP2:景気循環別、銘柄数の決定
- 「回復」ハイテク株、金融株
- 「好況」資本財株、一般消費財・サービス株、素材株
- 「後退」エネルギー株
- 「不況」生活必需品、ヘルスケア株、通信株、公共株
STEP3:個別銘柄の決定
■バフェット太郎の黄金銘柄30種
セクター | ティッカー | 社名 |
ハイテク | AAPL | アップル |
ハイテク | MSFT | マイクロソフト |
ハイテク | INTC | インテル |
ハイテク | IBM | IBM |
金融 | WFC | ウェルズ・ファーゴ |
金融 | USB | USバンコープ |
資本財 | MMM | スリーエム |
資本財 | UNP | ユニオン・パシフィック |
資本財 | CAT | キャタピラー |
資本財 | EMR | エマソン・エレクトリック |
消費財・サービス | HD | ホームデポ |
消費財・サービス | MCD | マクドナルド |
エネルギー | XOM | エクソンモービル |
エネルギー | CVX | シェブロン |
生活必需品 | PG | プロクター&ギャンブル |
生活必需品 | KO | コカ・コーラ |
生活必需品 | PEP | ペプシコ |
生活必需品 | PM | フィリップモリス |
生活必需品 | MO | アルトリアグループ |
生活必需品 | WMT | ウォルマート |
生活必需品 | CL | コルゲート・パルモリーブ |
生活必需品 | MDLZ | モンデリーズ・インターナショナル |
生活必需品 | KHC | クラフトハインツ |
ヘルスケア | JNJ | ジョンソン&ジョンソン |
ヘルスケア | ABBV | アッヴィ |
ヘルスケア | AMGN | アムジェン |
ヘルスケア | ABT | アボット・ラボラトリーズ |
通信 | T | AT&T |
通信 | VZ | ベライゾンコミュニケーションズ |
公益 | SO | サザン |
ど素人投資家への正しい投資技法
- 毎月最後の金曜日にポートフォリオにおける組み入れ率最低銘柄を5,000ドル買い増す。
- 組入れ比率最低銘柄とは、単純にポートフォリオの中でも最も評価額の小さい銘柄になる。
- あらかじめ定めたルールに従って、定期的にリバランスすることが大切である。
- 長期的に見れば投資タイミングがパフォーマンスに与える影響はほとんどないということが知られていて、いつ投資するかということはあまり重要とされていない。
- 特定の時代に区切れば、債権への分散投資が賢明である場合もあるが、長期的に見れば株式への集中投資が最適解である。